給水管更生技術「モバイル リボン工法(M・R工法)」

技術概要

既存の建築物に施工された水道用硬質塩化ビニルライニング鋼管製給水管を外すことなく、配管の延命を図るために、錆及び付着物を研磨により除去してその後、強固な防錆樹脂塗膜を形成することにより給水管を更生する。翌日通水が可能である。

諸元性能

1) 対象部位・建築物内の既設給水管を対象とし、事前の調査・診断により、モバイル リボン工法(M・R工法)による施工が可能であると判断される部位
2) 対象管種・水道用硬質塩化ビニルライニング鋼管(SGP-V)
・継手 ねじ込み式可鍛鋳鉄製管継手(亜鉛メッキ、樹脂コーティング)
・管径 15A~25A
3) 適用除外範囲・可動部のある機器・弁及び可とう継手
・水道用ライニング鋼管用管端防食形継手及び防食コアの使用部分
・土中埋設など配管の外面が腐食しているもの
・雰囲気温度が5℃未満の場合(ヒーターを使用するなど対策を講じる場合は適用を可能とする)
・ブリスター発生などによる管内閉塞状態の場合
・その他、モバイル リボン工法(M・R工法)の適用が困難な場合